故杉浦茂峰氏は、先の大戦で、米軍の戦闘機を台湾で迎撃し、被弾。 すぐに脱出することなく、戦闘機を住居地から養殖池方面へ飛行。 そこで落下傘で脱出。 敵戦闘機の機銃掃射を浴び、落下傘が破れ、地面に落下しお亡くなりになりました。

　被弾した戦闘機が落下し、住居地が火の海に包まれることよりも、自分の命を優先させ、すぐに落下傘で脱出することを選べば、機銃掃射を浴びることはなかったかもしれません。

　故杉浦茂峰氏は、住居地を戦火から救うために、自分の身命を犠牲にした飛行士として、人々の尊崇を集めました。1971年に祠が建設され、1993年に現在の飛虎将軍廟に再建されました。

　朝は「君が代」が流れ、廟内には日本の国旗が立てられています。

　飛虎将軍のお話は、地元の小学校の教科書に載っており、また、五か国語に翻訳されているとのことです。

　また、飛虎将軍廟では、故杉浦茂峰氏の生誕記念祭（陰暦10月16日）をはじめとする関係行事を毎年4回行っています。

▲生前の杉浦茂峰氏

▲飛虎将軍廟